【一般質問】
成果に応じて支払う社会貢献型投資(SIB)の活用を
社会貢献型投資、ソーシャル・インパクト・ボンド(以下、SIBと記載)は、世界に広がりつつある官民連携の社会的投資スキームだ。これは、行政が担い切れない社会サービスを、専門性の高い民間やNPO法人に委託し、事業の社会的価値、成果に応じて行政が対価を支払う仕組み。今年6月に閣議決定された未来投資戦略2018では、SIBの活用と普及に向け、内閣府による分野別や分野横断的なガイドラインの策定を明記し、政府は更なる普及へ力を注いでいる。
すでに八王子市では、大腸がん検診の受診率向上のため、SIB手法を導入している。こうした取組は、行政のお金の使い方という面で意味がある。我が市でも活用しないか。
企画財政部長:調べたところ、神戸市ではSIBを活用して、糖尿病性腎症重症化予防事業として取り組んでおり、目標以上の成果となれば、成果報酬を支払っても医療費適正化効果の4倍もの財政効果が得られると期待されている。本市としては大いに参考になる。今後、市政にいかせるよう研究したい。
福祉保健部長:まずは先行事例での経緯等の条件を勉強したい。初めての提案であり、しっかり受止めたい。
■その他、学校の防火シャッターの安全対策等を質問。