【予算案の課題】西岡市長は、小中学校のトイレの洋式化には無関心?
○宮下が要求し作成させた資料によると、令和2年3月末時点の小中学校における洋式トイレの設置比率は38.3%で、小金井市は多摩26市中「最下位」であることが明らかになりました。市としては、この四年間で少しずつ洋式化を進めてきてはいるものの、その改善率は6.2ポイント止まりでした。
○他方、同じ中央線沿線の立川市では四年間で50.4ポイント改善し、洋式トイレ設置比率を94.9%まで高めています。大規模災害時には防災拠点ともなる学校施設について、国や都としてトイレの洋式化を強化し補助金も整えているなか、迅速に設備の改善を進めなかった西岡市長の責任は重いと言わざるをえません。都の補助政策が四年前にスタートし、東京五輪をメドとした環境整備の一環であったことを考えるとなおさらです。
○予算特別委員会で、最下位の実態を指摘しつつ「西岡市長はトイレの洋式化には無関心なのでは?」と質問したところ、市長より(市長選の)公約にもかかげて取り組んでいる旨のご答弁がありました。ところが期待できるはずの新年度予算でも、例年と同程度の改修計画しか盛り込んでいません。多くの市民の落胆する声が聞こえてくるようです。
○宮下まことは、小中学校におけるトイレ洋式化のさらなる推進に、今後も注力してまいります。
2020年(1定)予算委員会トピックス
【異例の対応】
今回、予算特別委員会(渡辺ふき子委員長)は、全議員の賛同の下、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する小金井市の取組みを最優先させるため、関連質問を無しにしたり(※1)、一部の議員は質問はせず要望に留める等、異例の協力をおこない、例年の半分程度の日程(所要時間)で終了することができました。
※1:予算審議で関連質問を無しにするのは、東日本大震災(2011年3月)以来のことです。