地球環境へのこだわり


市内街路灯(7,000基)の一斉LED化を実現

宮下まことは、2015年6月の一般質問で、省エネに優れたビジネスモデルを採用することにより、市の追加負担なしで、街路灯約7000基を対象に一斉にLED化するよう提案しました。

それまでの歴史を振り返ると、10人の議員が街路灯のLED化を議会で主張していたほか、2人の議員が省エネに適したビジネスモデルを提案していましたが、LED化の進捗は微々たるもので、5年間かけて、1,400基にも届きませんでした。これでは約8,500基もある市内の街路灯はいつまでたってもLED化できません。そこで、私は専門分野の方々に直接会って教えを乞うなどして、解決策を探しました。

すると近年、街路灯について、明るさの基準が変更されてLEDに沿った内容に変わったということ、LEDの技術革新がおこなわれて明るさが格段に向上しつつあること、電力会社の契約料金の設定が細かくなって、街路灯をLEDに変更するビジネスモデルを採用しやすくなったことがわかったのです。こうした背景も、議会で明らかにさせていただきました。

(↓)2015年6月定例会一般質問の要旨(市議会だよりから転載)


提案の一年後(2016年)、「2015年の宮下議員の一般質問で、LED化の一括化について提案いただいており、それについて担当課として検討している(主旨)」という議会答弁がでました。そして、2017年度に予算化され、残る7000基の取り換え作業が実質半年間で、2017年度中に終了しています。
なお、行財政改革から見ると、LED化により補修などの業務量の減は見込まれていたため、2018年度から担当課の非常勤職員は1名減らすことができました。さらに、今回(2020年10月)の決算特別委員会における課長答弁から、このLED化によって、二酸化炭素排出量が67%削減されたことが判明しています。
一般に、LED灯は蛍光灯や水銀灯と比較すると、光の色等の違いもあることから明るく感じる方も多く、皆様に喜んでいただいています。

(↓)参考:市報こがねい2017年4月15日号