市民交流センター(駅前文化ホール)取得議案に対する賛成討論(抜粋)
これまでの日本の来し方を振り返るなかで、第2次世界大戦までは「軍国主義が先頭を走り、そのあとに人間が続いた時代」、そして、戦後は「経済至上主義が先頭を走り、そのあとに人間が続いた時代である」とする見方があります。
近年、この「経済一辺倒の風潮」も社会のあらゆる分野でゆがみが顕在化しており、今、多くの心ある識者が警鐘を鳴らしつつ、社会のあるべき姿について真剣な模索がおこなわれていると言えるのではないでしょうか。
私は、これからは人間が、今を生きる私たち人間こそが先頭を走る時代でなければならないと強調したいのです。これはすなわち、「文化が先頭を走る時代へと変わっていく」ということです。
文化は、人々にとって明日への希望となり、生き甲斐を与える源泉となります。また、文化は人々の心の声であり、切なる願いの結晶ともいえます。文化は、人間を真に人間らしくするものだと思います。
(2010年11月30日の本会議における宮下まことの発言から)
市民交流センター(宮地楽器ホール)
(↑)武蔵小金井駅南口地区市街地再開発の一環で開設された市民交流センター(宮地楽器ホール)/2018年1月撮影
(↑)大ホールで開催された“こがねいガラコンサート”が終了し、ペデストリアンデッキを使って観客が帰路についている様子/2018年10月撮影