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2016年第3回定例会(1)


【雨漏りやトイレ洋式化など公共施設の課題を質問】

(1)全施設の雨漏り総点検をしないか

Q: 雨漏りに関しては何がその原因なのか把握すべきであり、その意味でも総点検は必須だ。
雨漏りは、利用者が不快に思うだけでなく、電気配線の腐食による漏電も危惧されるところであり、公共施設に求められる安全性や安心感が損なわれてしまう。市として、全施設の雨漏り総点検に着手すべきだ。

A: 点検・診断等は、日々の点検、地域の方々やご利用者の皆さんからのご意見等も踏まえた対応等が必要である。
方針を公共施設総合管理計画で示すなど、一定の方向性を全庁で共有することからまずは取り組みたい。



(2)全施設のトイレの洋式化率について

Q: 現在、一般家庭のトイレの洋式化率は90%をこえていると言われている。
公共施設のトイレについて、先進的な自治体では洋式化率をもって推進しているところもある。過去の議論にもあったように小中学校はもちろんだが、高齢化が進むなか、公共施設こそ洋式トイレを計画的に導入すべきだ。

A: 小中学校14校で洋式化率は32.1%。小学校では低学年の対応を意識して進めてきている。来年度からは中学校を予定している。公共施設全体の洋式化率については、把握に一定の調査が必要。トイレの総数も含め、各施設所管課に照会するところから調査していきたい。

(3)計画的改善を確実に進めるべき

Q: 公共施設全般の老朽化が進む現状を、なんとかしなければならない。同時に、特に市民・利用者から声のあがっている雨漏りの対策、トイレの洋式化といった部分にも目配りをしていかなければならない。計画的な改善を進めていただきたい。

A: 老朽化対策として、施設保全シミュレーション手法の確立に向け研究する。また、施設を快適に利用するためには、「予防保全」を目指すべきで、バリアフリー化等の機能向上のための改良的保全も必要である。本市では、公共施設等総合管理計画の策定を進めており、施設の適切な維持保全の方向性についても対応していく